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こどもの発熱と解熱剤について
こどもの発熱
こどもはよく熱を出します。でも、あわてないでください。
こどもの発熱の多くは感染症によるもので、そのほとんどはウイルスが原因です。
発熱は体がウイルスや細菌と戦うための防御反応なので、病気と闘うために必要なことです。

解熱剤の基本的な考え方
発熱は体が病原体と戦うための防御反応なので、熱が高いからといってむやみに下げる必要はありません。
解熱剤は、お子さんがつらそうにしている場合に、症状を和らげて楽にしてあげるためのものです。
解熱剤を使うタイミング
- 使用を検討する時:
38.5℃以上の熱があり、元気がない、水分がとれない、寝付けないなど、つらそうにしている場合は使用を検討しましょう。
- 使用を控える時:
熱があっても元気で機嫌が良い場合や、水分が十分にとれている場合は、解熱剤は必要ありません。
また、熱の出始めで体が震えている時は使用しないでください。
- 大切なこと:
解熱剤は一時的に熱を下げるだけで、病気自体を治すものではありません。
お子さんに安全な解熱剤の種類
小児科では、通常「アセトアミノフェン」という成分の解熱剤が処方されます。
これは「カロナール®」「アンヒバ®」「アルピニー®」などの商品名で知られています。
また、解熱剤は屯用(症状が出た時や症状が強い時に薬を使用する)で使います。
「1日3回」といった定期的な使い方はしません。
アセトアミノフェン以外の成分(ロキソプロフェン、ジクロフェナク、アスピリンなど)は、一部の感染症(特にインフルエンザ)の場合に、重い副作用を引き起こす可能性があるため、小児には使われません。
医療機関によってはイブプロフェン(ブルフェン®など)を処方されることもあります。
解熱剤を使うとどれくらい熱が下がるか?
「こどもに解熱剤を使っても熱が全然下がらない」という経験があるかと思います。
解熱剤を使用するとどれくらい熱が下がるのでしょうか?
アメリカの論文によると、アセトアミノフェン内服の1時間後くらいから解熱効果があらわれ、2~4時間後が効果のピークとなります。
しかし、この段階でも1℃程度の解熱効果しか得られないといわれています。
もちろんこの解熱効果には個人差があり、一般的には解熱作用は0.5~1.5℃くらいのことが多いといわれています。
解熱剤以外のケア方法
- 体を冷やす:
体温が上がりきって、手足が熱くなったり悪寒がなくなったりしたら、首や脇の下、足の付け根などを冷やすと良いとされています。
熱が上がりきって暑がっている時は、薄着にさせ、氷枕や保冷剤を使って首筋や脇の下などを冷やしてあげると良いでしょう。
おでこを冷やすのは気持ちが良くても、体温を下げる効果はほとんどありません。
- 体を温める:
熱の上がり始めで手足が冷たい場合や悪寒がある場合は、体を温めてあげましょう
- 水分補給:
発熱時は脱水になりやすいので、こまめに水分を摂らせることが大切です。